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| 吉田 英機 |
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この度、前川会長の後任として日本臨床泌尿器科医会の会長をお引き受けすることになりました。誠に若輩ですので理事の皆様や会員皆様の強力なご協力を得て会の運営に当たりたいと思いますので宜しくお願い申し上げます。
昨年暮に、前川会長から「体調に自信がないので1期2年でよいから会長を引き受けてほしい」との突然の要請を受けたのですが、昨年7月から厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)の下部組織として新設された「医療技術評価分科会」の会長をおおせつかっており、「分科会長の任は国家公務員の規定が適用されるため医師会等の会長を兼任してはならない」といわれておりましたので、改めて厚生労働省に確認したところ「臨床医会」は「医学の学会」とみなされ「医師会等には当たらない」との返事をいただきましたので、前川会長にその旨をお伝えしました。
また東京都社会保険診療報酬支払基金の審査委員長や本年9月の日本泌尿器科学会東部総会の会長もおおせつかっておりますので、事務局は従来通り大阪の方で児玉事務局長を中心に行って欲しいということが条件でした。宮崎専務理事や児玉事務局長には引き続きご尽力を頂けるというご返事でしたので今回二代目の会長をお引き受けしました。
臨床医会は他の医会と同様開業医を中心とした会ですので、教職にあるものが会長となるべきではないとかねがね私自身も考えておりましたが、今回は前川前会長が手術直前に病院から講演会場に来られ「遺言状を書いておくから今回だけは頼む」と懇願されましたので橋渡しとしてお役に立てればと考えております。
臨床医会は保険診療の問題点を中心として活動する会だと思います。今回の保険改正では、尿管ステントの留置と抜去が手術として認められました。またPSAの縛りが緩和され一般内科医でも複数の測定が可能となりましたが、これは「重症化を予防することにより医療費を抑制しようとする政府の方針」の一つとして「前立腺癌を早期に発見できれば重症化予防につながる」と厚生労働省保険局医療課や中医協のご理解をいただいた結果です。裏をかえせば「PSAが高ければ泌尿器科専門医へ送り早く確定診断をして貰ってくださいよ」というシグナルです。私はたまたま保険医療の中枢におりますので情報は早く入りますが「厚生労働省が正式に官報として発表した事以外は活字にはできない」という縛りがありますのでその点お許しください。
とにかく、前川前会長が築かれましたこの日本臨床泌尿器科医会の伝統を守り、発展のため尽力したいと思います。しかし誠に微力ですので是非会員の皆様の絶大なご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。 |
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