会長あいさつ

会長 清原久和
2024を振り返って
今年は夏から一足飛びに冬になった感があり、あっという間に年末まで残すところ僅かとなりました。
振り返ってみますと、元旦から能登の大地震、羽田空港の飛行機事故と波乱の始まりでした。関連死も含め亡くなられた方々に改めてお悔やみ申し上げ、いまだ地震の被災から復興されていない方々にお見舞いを申し上げます。
さて、日本臨床泌尿器科医会の活動報告はホームページ、Xにて適宜報告しています。11月5日号の日医ニュースには当会の紹介記事が掲載されました(ホームページに記事を転載しています)。 この1年の会議、行事を時系列で振り返りますと、
常任理事会を6回 2/18・4/14・5/26・6/16・8/25・12/22
理事会を3回 2/25・4/27・11/3
4/27, 28 日本泌尿器科学会総会 日泌との合同講演会(講師 大磯儀一郎医療安全学会理事長)、日臨泌総会、全国泌尿器科審査委員懇談会開催
日本臨床分科医会代表者会議への参加 2/21 日本医師会会館にて(日医会長、副会長、常任理事参加)、10/31
3/1 日本泌尿器科学会江藤理事長、久米総務委員長、深貝保険委員長との懇談会
9/13 2025年、第112回日本泌尿器科学会総会、大会長の九州大学 江藤 正俊 教授を表敬訪問
11/3 臨床検討会を真栄会にいむら病院 理事長 新村友季子会長のもと、鹿児島にて開催
となります。
保険部会は次回の保険改定の取り組みを、学術部会は会員向けの保険診療の教育スライド作成を、勤務医部会は働き方改革への取り組みを、オフィスウロロジー部会は日泌総会時のプログラム作成を、地域医会連携部会は全国各地医会の活動状況の報告と会員増加の取り組みを、広報部会はホームページやXによる医療情報提供、会員の皆様のご寄付によるAIによるチャットボットの作成など精力的に活動していただいています。
今後取り組む課題として、地域偏在、診療科偏在、泌尿器科疾患の動向を踏まえた日本の医療における泌尿器科医の立ち位置、社会保険存続の危機に対する考え方、直近の各論としては薬剤の欠品、OTC化に対する対応、在宅泌尿器診療への取り組み、日本医師会との連携、泌尿器科医の生涯のワークライフバランスなどが挙げられます。特にワークライフバランスについては泌尿器科医の一生についてどんな絵が描けるかの提言は泌尿器科医を目指す若い勤務医に魅力的な情報になるでしょう。
来年も会員の皆様のご支援をよろしくお願い致します。
令和6年12月25日
会長 清原久和
略歴
1947.3 大阪市で出生
1965.3 大阪星光学院中高卒業
1971.3 大阪大学医学部卒業
大阪府立成人病センター(現大阪国際がんセンター)、健保連大阪中央病院を経て
1997.5 市立豊中病院泌尿器科部長
2003.4 大阪大学臨床教授
2011.3 市立豊中病院総長にて定年退職
その後非常勤にて泌尿器科診療、臨床検査、緩和ケア、禁煙外来を担当
現在大阪国際空港メディカルセンター医師
元 大阪府診療報酬支払基金審査委員、厚生労働省保険局参与、日本医師会診療報酬検討委員会委員
現 大阪泌尿器科臨床医会顧問、大阪府医師会指導委員会委員、市立豊中病院名誉総長