会長あいさつ
会長 清原久和
年初に当たり -曇外蒼天-
明けましておめでとうございます、とは言えない大きい天災、事故が年初から起こりました。能登での大地震、津波と羽田空港滑走路での航空機事故であります。亡くなられた方々のご冥福をお祈りし被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
まさに一寸先は見えていません。よく座右の銘にされる【曇外蒼天】という言葉があります。前が見えていない雲の中でも一生懸命もがいて進めばやがて真っ青な空が見える、という意味であります。今年は国内外を問わず紛争、災害、それによる経済の疲弊と先の見えない雲の中にいます。世界中の国々がなんとか話あって合意し、真っ青な空を見たいものです。
翻ってわが日本臨床泌尿器科医会の作業部会の昨年末までの半年間の活動を見ますと、保険部会は来年の保険改定に向けての作業を、学術部会は保険情報の専攻医研修用の動画を2編作成、広報部会はホームページとX(ツイッター)で多くの泌尿器科診療情報を発信、勤務医部会は働き方改革についての取り組みを、オフィスウロロジー部会は来年の総会の講演会準備を、全国医会連携部会はWEB会議で各地域医会の情報共有をして少しずつ成果を上げていますが、問題は他の診療科の全国医会と比べると学会会員との比率がまだまだ低くいまだ組織としては暗中模索の雲の中にいることです。少しずつでも前進して会として見通しの明るい真っ青な空を見上げたいと思います。
会員の先生方今年もご支援、ご協力どうぞよろしくお願い申し上げます。
是非とも日本臨床泌尿器科医会のホームページとX(ツイッター)@jcu2023をご覧ください。
令和6年1月10日
会長 清原久和
略歴
1947.3 大阪市で出生
1965.3 大阪星光学院中高卒業
1971.3 大阪大学医学部卒業
大阪府立成人病センター(現大阪国際がんセンター)、健保連大阪中央病院を経て
1997.5 市立豊中病院泌尿器科部長
2003.4 大阪大学臨床教授
2011.3 市立豊中病院総長にて定年退職
その後非常勤にて泌尿器科診療、臨床検査、緩和ケア、禁煙外来を担当
現在大阪国際空港メディカルセンター医師
元 大阪府診療報酬支払基金審査委員、厚生労働省保険局参与、日本医師会診療報酬検討委員会委員
現 大阪泌尿器科臨床医会顧問、大阪府医師会指導委員会委員、市立豊中病院名誉総長