POINT
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膀胱留置用ディスポーザブルカテーテル
仕入れ価格アンケート 調査のお願い
2024年7月12日掲載
現在、膀胱留置用ディスポーザブルカテーテルは 8 区分に分けられ償還価格 が設定されています(右表参照)。今般の物価高騰に中、これらのカテーテル の仕入れ価格が上昇しており、特にクリニックなど小・中規模医療機関では仕入値段が償還価格よりも高い、いわゆる逆鞘状態となっているとのご意見が学会事務局に届いております。令和 6 年度診療報酬改定に関する厚労省からのヒアリングに際し、日本臨床泌尿器科医会としてこの逆鞘問題の是正を要望しましたが、製造・販売業者からの要望による一部のもの(閉鎖式導尿システムお よび特定(Ⅱ))だけの償還価格が上がっただけで、多くのものは償還価格が据え置かれ逆鞘状態が続いております。
世界的に物価は上昇しており、今後、逆鞘状況が改善することは望めない情勢です。高齢化が進む中、膀胱カテーテル留置患者はさらに増加することが予想されますが、現在の状況ではカテーテル交換の担い手であるかかりつけ医療機関や在宅診療機関の負担が増大します。
そこで、日本臨床泌尿器科医会では日本泌尿器科学会にも協力を仰ぎ、実際の仕入れ価格の実態調査を行い、次回改定での償還価格改定を要望したいと考えております。付きましては会員の皆様のご協力をお願い致します。当局に出来るだけ正確な現状を伝えるため、逆鞘状態の医療機関だけでなく、逆鞘になっていない医療機関の情報も必要になります。多くの医療機関のアンケート調査へのご参加をお願い致します。
日本臨床泌尿器科医会
会長 清原久和
なお、ご記載いただいたアンケートにつきましては、
ikaioffice@uro-ikai.jp
のほうにお送りくださいませ。