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尿路ストーマカテーテル交換法に関する再調査のお願い
2024年7月16日掲載

 2024年診療報酬改定において、日本臨床泌尿器科医会は尿路ストーマカテーテル交換法の両側に対する診療報酬評価を要望しましたが叶いませんでした。この要望に際し日臨泌の役員の皆様にご協力を頂き実態調査を行いました。しかし、腎ろうn=49、尿管皮膚ろうn=37と症例数が少なく、また、処置時間の解釈が統一されておらずバラつきが大きかったことため、処置時間は腎ろうでは両側と片側の間に有意差が認められましたが、尿管皮膚ろうでは認められませんでした。しかし、症例数が増え、調査内容を精緻化すれば有意差が両側での有意差が明らかになると思われます。

 そこで、2026年診療報酬改定に向け尿路ストーマカテーテル交換法再調査を皆様にお願い致します。今回は下記のように処置時間や医師所要時間の定義を明文化し、放射線技師時間を追加しました(外保連試案に合わせ看護師従事時間は処置時間と同じになります)。

  • 処置時間:患者が処置室や透視室、手術室へ入室してから退室までの総時間。消毒操作や位置確認の腎盂洗浄なども含む。
  • 処置時間:医療面談等に引き続き診察室で処置を行った場合は、患者が診察室に入室してから退室までの総時間から医療面談等の時間を差し引いた時間。
  • 処置時間:外保連試案に合わせ看護師従事時間=処置時間と扱う。
  • 術者時間:処置のため医師が処置室等に入室してから退出までの時間。
  • 放射線技師時間:技師がカテーテル交換にために透視室で従事した時間。


 腎廔、尿管皮膚廔の症例数が増え、両側で有意に人件費が上がり外保連処置試案の点数改正が出来れば、2026年診療報酬改定に向けて再要望が可能です。
 ご多忙の事とは存じますが、皆様のご協力を切にお願い申し上げます。

アンケート調査締め切り:8月末日

アンケート送付先 : akiyamahinyoukika@cosmos.ocn.ne.jp

メール添付にてお願いいたします。

日本臨床泌尿器科医会

会長 清原久和

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