この度、一般社団法人日本臨床泌尿器科医会 第19回臨床検討会を山形で開催させていただくことになり
ました。東北地方での開催は2015 年の宮城県仙台市（佐藤和宏先生）開催以来8 年ぶりとなります。今年は、泌尿器科関係の他の学会との兼ね合いで、東北地方で開催するにはやや遅い、11 月26 日の開催となり、積雪の無きよう、祈るばかりでございます。
　今回の臨床検討会では「泌尿器科医療の前進～臨床の現場から～」のテーマとさせていただき、泌尿器科学会総会で学問的に提示された前進を臨床家として診療にどう活用し、どう工夫を凝らしているか等、また、日常臨床での新しい気付きなどを中心に演題を募集させていただきました。ご多忙中にもかかわらず9 題もの貴重なご演題をお寄せいただき心から感謝申し上げます。どうか活発な御討論をお願い申し上げます。
　また、教育講演１として、岩手医科大学附属病院の前川滋克先生に「大学病院と地域病院における排尿ケアの実状 ～統一化にむけた岩手県での取り組み～」、岩手県立二戸病院の露久保敬嗣先生に「岩手県立二戸病院における親水性コーティングカテーテルの実践と評価」と題してご講演をいただきます。教育講演２として、名古屋大学大学院医学系研究科泌尿器科学の松川宜久先生に「難治性LUTS に我々はどう立ち向かうべきか？その背景から適切なアプローチを考える」と題してご教授いただきます。更にランチョンセミナーでは、東京慈恵会医科大学泌尿器科の古田 昭先生に「年齢・性別を考慮した過活動膀胱治療薬の使い分け」について御講演を賜ります。有益で興味深いお話を伺えるものと存じます。皆様の日ごろの診療の一助になれば幸いでございます。
　山形の11 月最終週ともなりますと、かなり寒くなりますが、東北の冬の魚、汁物等ご覧能いただければと思います。遠方で交通の便もよくはございませんが、多数の皆様のご参加をお待ち申し上げております。
一般社団法人 日本臨床泌尿器科医会第19 回臨床検討会
会長　久保田　洋子
〔寒河江市立病院外科（病院事業管理者）、
一般社団法人日本臨床泌尿器科医会常任理事〕