会長あいさつ
会長 斎藤 忠則
会長就任のご挨拶
この度、一般社団法人 日本臨床泌尿器科医会の第5代会長に就任した斎藤忠則です。微力ではございますが、医会の発展と臨床泌尿器科の実診療の向上に尽力してまいりたいと存じます。会員の皆様のお力添えをどうぞよろしくお願い申し上げます。
まず、前会長である清原久和先生が築かれた多くの業績に心より敬意を表するとともに、その歩みを引き継ぎ、さらなる発展を目指して努力してまいります。
基本的には清原先生が築かれた部会性を継続し、さらに各部会に若手の会員に、入って頂いて次世代の当会幹部の育成を図る予定です。
本医会は、27年前の1998年、臨床泌尿器科学の普及と発展を目的に設立され、臨床泌尿器科学の発展と普及、ならびに泌尿器科医の生涯にわたる研鑽を通じてその質と社会的評価の向上、経済的基盤の強化に寄与することを目的として、この目的に賛同された大学教授、病院勤務医、開業医の先生方が発起人となり設立されました。これまで保険診療や医療技術評価、男女共同参画など、多岐にわたる活動を行ってまいりました。これらの活動が泌尿器科医療の質向上に大きく寄与していることは言うまでもありません。
また、保険診療に関する問題への取り組みは引き続き重要な課題です。本会は、社保や国保の保険審査委員が多く所属し、毎年4月のJUA総会時に全国社保国保審査委員懇談会の開催や「泌尿器科保険診療の手引き」の刊行など、具体的な成果を生み出すために努力を重ねてまいりました。さらに、地域医療の現場から得られる声を大切にし、留置カテーテルの逆ざや問題の解決など、着実に成果を上げてきました。これからも、泌尿器科診療の課題解決に向けて協力体制を強化していくつもりです。
本会理事・幹事会には、開業医を中心に市中病院の勤務医、また大学教授がバランスよく参加しており、多様な視点から会の運営を進められる体制となっております。また、女性幹事の増加も喜ばしいことであり、多様性を尊重した運営をさらに推進してまいります。
最後になりますが、本医会が設立以来掲げている理念を忘れることなく、泌尿器科診療の発展と泌尿器科医の社会的評価の向上に向けて全力で取り組んでまいります。皆様方のお力添えをいただきながら、これからの任期を務めさせていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 日本臨床泌尿器科医会
代表理事・会長 斎藤忠則
令和7年10月14日
会長 斎藤 忠則
略歴
1950年 東京都世田谷区出身
1963年 成蹊学園 成蹊高等学校卒業
1978年 日本大学医学部卒業
1983年 社会保険中央病院 泌尿器科部長
1992年 日本大学医学部泌尿器科学教室 講師
2001年 日本大学医学部泌尿器科学教室 助教授
2002年 日本私立学校振興・共済事業団 東京臨海病院 泌尿器科部長
2003年 日本私立学校振興・共済事業団 東京臨海病院 副院長
2014年 警視庁留置施設視察委員会 委員
2016年 日本大学医学部 臨床教授
2016年 社会福祉法人賛育会 賛育会病院 泌尿器科 部長
2017年 医療法人白鳳会 東京曳舟病院 泌尿器科部長
2024年 日本大学医学部同窓会 副会長
2025年 日本大学 本部 評議員
公職歴
厚生労働省 中央社会保険医療協議会 診療報酬専門組織医療技術評価分科会 元委員
厚生労働省 中央社会保険医療協議会 先進医療専門家会議 元技術専門委員
厚生労働省 中央社会保険医療協議会 診療報酬専門組織MDC作業班長会 元委員
厚生労働省 中央社会保険医療協議会 診断群分類(DPC)MDC11(泌尿器科・腎臓内科)元班長
厚生労働省 中央社会保険医療協議会 患者申出療養評価会議 元技術専門委員
厚生労働省 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価ワーキンググループ 元術専門委員
厚生労働省 医療用から要指導・一般薬への転用に関する評価検討会議
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)一般検査薬に関する元専門協議委員

