松本医師会長と
速報です。
令和6年2月21日、日本医師会館にて第30囘日本臨床分科医会代表者会議が開催されました。12の医会代表者33名、日本医師会より松本会長はじめ16名の理事が参加され
1.各医会からその他の医会の先生に知っていただきたいこと
2.今回医会代表者会議で取り組むべきテーマ
3.日本医師会への要望
について話し合われました。
当会からは斎藤、正井副会長、矢内原常務理事と私が参加、
1について介護施設から増加している尿路感染症患予防、なかでも年間外来入院で、約40万件ある尿道留置カテーテル交換の管理の重要性、男性更年期の認識
2についてはかかりつけ医制度での共同診療科に泌尿器科を加えてほしいこと
3については独居高齢者への医療行為での法的整備、日本の医療の将来像をみすえ第8次医療計画で頭打ちとされる医師数についての考え
について提案をしました。
各医会から印象に残った提言として、
*眼底検査の重要性
*小児でのPC、スマホの発育への影響
*HPVワクチン接種の重要性(男性にも)
*難聴の予防
*ロコモ・フレイル対策
が挙げられます。
全体としてはこの4月からの診療報酬改定について話し合われました。日医松本会長はじめとした日本医師会からの中医協の委員が数人出席されていて、今回は財務省主導で詳細なデータに基づき細かいところまで考慮して改訂が行われたことが報告されました。
今後保険改訂にむけては、泌尿器科で必要な診療報酬改訂を望むなら、できるだけ診療現場に則したデータを多く集積して提出する必要性を痛感しました。
2024年2月23日
日本臨床泌尿器科医会会長
清原久和